集団授業と個別指導に対する大きな間違い・・・

集団授業は、○進さんのような「厳しい／大変／レベルが高い」、個別指導は「易しい／レベルが低い」というイメージがあると思います。

否定はしませんが、次の子にはこの感覚で決めるものではないと思っています。

 

それは、
「勉強しない子／学習習慣のない子」
です。

 

勉強をこれまでやってこなくて学習習慣がついていない場合、個別指導にするとますます勉強しなくなる傾向が高いです。
というのも、個別指導の1時間の勉強はそれなりに密度が高いため、その1時間で「ちゃんとやっている」という思いを持ち、塾以外では全く勉強をしない場合が多いです。
しかも、ある意味「自分に合わせてくれる」ので居心地がよく、それが勘違いをさらに助長します。

 

週にたった1時間や2時間勉強しても、それが成績に表れるかというとそんなに都合いいことはありません。

 

また、個別指導では家庭学習を管理することが難しいのです。

というのも「その子に合った」というフレーズが、宿題や家庭学習も”しっかりと”やらせてくれると思われる方が多いと思います。
集団授業では「宿題を課して、やってこなければ叱る」で済みます。でも個別指導に期待して通塾させている保護者様からすると、それではだめで、家庭学習もしっかりとやらせるようにサポートしてくれることを望んでのことと思います。

確かにそうですが、勉強しない子に目の届かない家庭学習を”しっかりとやらせる”ことは到底不可能です。

 

そうすると結局は目の届く塾でやらせるしかなく、授業を増やしマンツーマンで対応するほどに密度を上げた対応が必要で、それゆえに費用もどんどん上積みされていきます。
これは、費用を極力抑えたいと考える保護者からすると、望まないことでしょう。

 

勉強しない子／学習習慣のない子は、個別指導で丁寧にではなく、まずは集団授業で勉強する意識の切り替えをやった方が、結局はいいような気がしています。

と私は思います。